パリ・オペラ座への5年間の支援を

パリ・オペラ座への5年間の支援を

共に祝いましょう!

クレディ・アグリコルCIBは、フランス文化を世界中に広めたいという願いから、パリ・オペラ座のアジアツアーを支援しています。

来たる2月16日、東京文化会館でのバレエ 『マノン』 の公演で、皆様にお会いできることを心待ちにしております。

今日は、豊かでヒューマニズムにあふれた本質的なこの協力体制を、我が社とともに永続的なものにしていただけるよう、これがどのように育まれてきたかをお伝えしたいと思います。

パートナーシップと創造を共有してきた5年間

「私たちは、パリ・オペラ座をより広く知らしめ、フランス文化をさらに普及し、パリをもっとよく知ってもらうことに貢献していると感じています。それは、私たちにとってとくに大切な使命なのです。」
- グザヴィエ・ミュスカ

クレディ・アグリコルCIBは、芸術分野での創造、世界各地の文化の発見、文化遺産の継承を奨励する、未来に開かれたさまざまなプロジェクトを支援しています。

2018年以来、クレディ・アグリコルCIBは、パリ・オペラ座と、世界でもユニークなオペラ座の活動の節目となる大規模な各種イベントに協賛してきました。具体的には、オペラ座の卓越したプログラムや、フランス文化の世界への普及、さらに、全ての人々にオペラやバレエを発信・伝達するための技術革新の開発を支援しています。

こうした取り組みを通して、オペラ・バスティーユとガルニエ宮において、オペラやバレエ芸術の共有、発見、伝承という一つの使命のもとに、クライエントやコラボレーター、パートナーの方々を結びつけているのです。

ヘンデルからショパン、ヴェルディ、ラヴェルまで、私どもがプレイリストとして選んだ音楽は、皆様を感動と革新に満ちた旅へと導きます。

最初のコラボレーション 

私どもとオペラ座との出会いは、2018年、レ・ザール・フロリサンへの支援の一環として、彼らが初めてガルニエ宮の舞台でバロック・オペラを上演した時に始まりました。この時、マエストロ、ウィリアム・クリスティが、自ら創設したオーケストラ、レ・ザール・フロリサンを指揮して、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルの稀有で洗練されたオラトリオ『ジェフタ』 を上演したのでした。レ・ザール・フロリサンは、1979年の創立以来、先駆的にバロック・レパートリーの再発見と普及に努めてきたアンサンブルです。このような中で、クレディ・アグリコルCIBは、2018年1月17日、最主要顧客向けに初のプライベート・イブニングを開催いたしました。これは、公演の質の高さや舞台の美しさとともに、パリ・オペラ座への特別ご招待の日として、記憶に刻まれています。

トラック1では、高い芸術性が要求されるこのようなレパートリーを守る音楽家たちの、華麗な演奏をご堪能ください。



王立音楽アカデミー創立350周年

この最初の経験は、オペラとバレエ・ダンスの普及に貢献したいという私どもの意向を再確認する機会ともなりました。その後、クレディ・アグリコルCIBは、パリ・オペラ座のメセナとなり、その淵源である王立音楽アカデミーの創立350周年を記念する一連の行事・公演を支援いたしました。

その際、エレガントに呼応する2つの新演出作品をサポート。それは、アレクサンドル・デュマの小説 『椿姫』の、フランス国外からの視点による2つの翻案でした。

一つは、2018年12月4日、ショパンの音楽(ピアノ協奏曲第2番、バラード、前奏曲など、トラック2-4)にのって繰り広げられる、ジョン・ノイマイヤー振り付けのバレエ 『椿姫』です。2019年には、ジュゼッペ・ヴェルディのオペラ 『椿姫』 (トラック5と6)の上演を支援します。これは、サイモン・ストーンによる革新的な新演出だけでなく、歌手陣に国際的な大舞台で活躍する南アフリカの大ソプラノ、プリティ・イェンデを迎えたのです。この素晴らしい舞台をご覧いただくため、2019年10月1日、ガルニエ宮にクライアントやパートナーの方々をお迎えしました。

国際的な輝き

クレディ・アグリコル・グループは世界全地域で展開しており、世界中に拠点を有しています。そこで、パリ・オペラ座の創立記念行事の支援に続いて、オペラ座バレエ団のアジア・中東ツアーの主要パートナーになることを決定いたしました。これを通して、国外にフランス文化を輝かせることに貢献したのです。シンガポール、上海、アブダビで、珠玉のバレエ作品を堪能していただきました。ダンサーたちは、ジェローム・ロビンス、ジョージ・バランシン、クリスタル・パイト、ウィリアム・フォーサイスなど、オペラ座バレエ団にゆかりの深い振付家の見事な作品を、アントニオ・ヴィヴァルディ、マックス・リヒター(トラック7-8)、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(トラック9)といった多彩な作曲家の音楽にのせて、比類なき妙技で披露しました。

2020年 - 閉鎖と隔離

2020年3月、世界中の劇場と同じく、パリ・オペラ座も閉鎖となりました。この時、文化的イベントへのアクセシビリティという問題、とくに高齢者の孤立という問題が提起されました。この孤立は何としても断ち切らなければならないものでした。

これらの考察から、クレディ・アグリコルCIBとパリ・オペラ座は、共同で何か新しくできることはないかと探求しました。そして、オペラ座による新たな連帯的アクションを支援することにしたのです。それは、文化的、情緒的、精神的な生活の必要性がかつてないほど喫緊となっていた時に、何百万人ものテレビ視聴者やインターネット・ユーザーが視聴する公演の録画を、リプレイやライブ(無観客収録)で配信するというものでした。

これらの考察は、クレディ・アグリコル・ソリダリテ・エ・デベロップメント財団(連帯開発財団)による、「#TousMobilisésPourNosAînés(先輩たちのために働きかけよう)」と名付けられた活動と連携した、素晴らしい社会革新プロジェクトとして結実しました。これは、老人ホームの入居者を対象としたもので、とくに、高齢者に適応したバーチャルリアリティヘッドセットを使って、芸術や文化を彼らの日常生活に取り入れる手助けをするものでした。

2021年 - 新しい希望

オペラ座が再開されたとき、客席数制限によって半分しか埋まっていないホールで公演が行われましたが、それは、アーティストたちにとっては初めてのことでした。クレディ・アグリコルCIBは、パリ・オペラ座のグランド・メセナとして、また後援メセナとして、ごく自然に、パートナーの方々を、親しみやすい内容の、祝祭的で軽快な公演に招待させていただきました。2021年9月30日、クライアントとパートナーの方々に、スウェーデンの振付家アレクサンダー・エクマンによるバレエ『プレイ』 を鑑賞していただきました。茶目っ気にあふれ、風変わりで、夢幻的なバレエは、コミュニケーションのエネルギーにあふれており、公演の様子は、鑑賞していただいた方々の心に長く残ることでしょう。トラック10では、この公演の特別ゲストである、フランス人打楽器奏者アデライード・フェリエールが、電撃が走るような演奏で、イサーク・アルベニスの『スペイン組曲』 を聴かせてくれます。

2022-2023年 - 通常への回帰

パリ・オペラ座への恒常的な支援を確立したクレディ・アグリコルCIBは、現在では毎年、1つの公演と1つの国外ツアーを援助しています。

2023年2月16日には、オペラ座での新たな公演をパートナーの方々にご観いただきました。演目は、ジョージ・バランシン振り付けのバレエで、故郷ロシアと移住地アメリカの間で花開いた彼の豊かな個性を光にあてるものでした(トラック11-13)。2023年11月9日には、私どもが新たにパリ・オペラ座の「プリンシパル・メセナ」となったことを、ガルニエ宮で、アメリカの振付家ジェローム・ロビンスの作品の公演とともに祝いました(トラック14-15)。

2022年10月のパリ・オペラ座アカデミー東京公演に続き、2023年3月にはパリ・オペラ座バレエ団の韓国公演、とくにソウルのLGアートセンターで行われた 『ジゼル』 (トラック16)の華麗な公演に「メジャーパートナー」として参加いたしました。2024年のはじめには、フランス文化遺産の国際的な振興を支援するという私たちの使命に、さらに2つの節目が加わります。パリ・オペラ座バレエ団の新たな日本ツアーで、2月16日の 『マノン』 の特別公演をサポートさせていただく運びとなったのです。その前奏曲として、イギリスの振付家ケネス・マクミランにインスピレーションを与えたジュール・マスネの心に迫る歌曲を、トラック17でお聴きください。

この唯一無二の夕べは、感動、発見、創造を分かち合ったこの5年間を皆様と一緒に祝い、豊かで、ヒューマニズムにあふれた、本質的な協力関係の未来を、共に築いてゆく絶好の機会となることでしょう。

皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。